グリーンスムージーを作るとき、皆様は果物の種をどう処理していますか?
大きな種、たとえば桃の種やプラム、プルーンなどの種は取り除くと思いますが、小さな種はどうでしょう?
とたえば、ブドウやスイカ、リンゴ、和梨、洋ナシ、みかんなど。
種を食べてしまってもいいかどうかは、いろいろな見解があることは事実です。
たとえば2015年10月24日に開催予定の
ミラクルローフードにおいて、3名のローフードマイスターが技を競うのですが、その3人の中でさえも意見がバラバラでした。
また、一般的にも種は消化できないから、食べる前に除くべきである、とか、いやいや、種の中には酵素がたくさん入っているから積極的に取るべきだ、とか、あるいは種には農薬が集中してたまってしまうから除くべきだ、とか、種を消化しようとして余計な消化酵素が分泌される、など本当にいろいろな意見があります。
そんな中で、私としてはこのような意見を持っています。
もともとグリーンスムージーというのは、ロシア在住のビクトリア・ブーテンコさんというローフーデストによって生み出されたもので、日本でも認知度がどんどんあがり、健康志向の若者からお年寄りまでグリーンスムージーが一般的に飲まれるようになったことは私としても非常にうれしいことです。

(正統派グリーンスムージー。1種類の果物、1種類の葉野菜と水のみ)
ただ、それについれて間違った情報も伝わるようになってきました。
私が自宅で開催している
スムージー・ベーシックでは、正しいグリーンスムージーの知識も併せて皆様にお伝えしているので、種のことについては、発案者であるビクトリア・ブーテンコさんの見解を踏襲しています。
ブーテンコファミリー(家族全員がローフーデストで、グリーンスムージーの普及活動をしていらっしゃるので、こう呼ばせていただきます。)では、小さな種はスムージーと一緒に入れて粉砕してしまいます。
ただし、種は同時に大量に入れてはいけない、同じ種を毎日食べてはいけない、ということもおっしゃっています。
たとえばリンゴの種ならば、通常の一人分のスムージーに入るリンゴは多くても2個程度。
種にすると10-20粒以下です。このぐらいなら大丈夫。
ただし、100個以上の種を同時に入れるのは多すぎ、10-20粒でも毎日毎日、同じリンゴの種を摂取するのもよくありません。
これはスプラウトや野菜の摂取の仕方と考え方は一緒です。
スプラウトは栄養価としては非常に優れていますが、同時に毒性もあります。これはスプラウトの特性上当たり前のことなのですが、小さいうちは虫や病気にかかりやすいため、そういった外敵に攻撃されにくくするために毒性もあわせもっているためです。
少量を摂取するなら人間にとって非常によい作用をするのですが、これを大量にとってしまうことには問題があります。
これを避けるために、同じ毒性を蓄積しないためには同じ種類のスプラウトを摂取せず、いろいろな種類のものを摂取することと、一回分は少量を摂取することで回避することができます。
それと同じことが種にも言えます。
ですから、私の講座では、スイカやリンゴやナシの種はそのままミキサーに入れて一緒に撹拌してしまいます。
スイカは国によってはスイカの種だけを取り出して加工して食べているところもあるほどです。
ただし、ブドウの種はいくら砕いても消化が難しいということなので、取り除きます。
また、かぼちゃやひまわりの種は種そのものの中にたくさんのミネラルやビタミンが含まれているので、これらをそのまま食べるのに問題はありません。
ぜひあなたも素敵なグリーンスムージーライフを!
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